チタン棒

チタン合金は、その相組成に基づいて、アルファ合金、（アルファ＋ベータ）合金、ベータ合金の3つの主要なグループに分類することができます。各合金タイプは、異なる特性と応用分野を持っています。
α合金 α合金は安定化したα相元素を一定量含み、平衡状態では主にα相で構成されています。このタイプの合金は以下の特徴を持つ：
長所: 比重が小さい、熱強度が高い、溶接性が良い、耐食性に優れる。
短所：室温での強度が低い。
用途：耐熱・耐食材料としてよく用いられる。
分類
フルアルファ合金（TA7など）
ニアα合金（例：Ti-8Al-1Mo-1V）
少量の化合物を含むα合金（例：Ti-2.5Cu）
(α+β)合金 (α+β)合金は安定化したα相とβ相の元素を含み、平衡状態ではα相とβ相の両方からなる。その特徴は以下の通りである：
長所：中程度の強度があり、熱処理によって改善できる。
短所： 溶接性が悪い。
用途 様々な工学分野で広く使用され、特にTi-6Al-4V合金は全チタン合金の半分以上を占める。
ベータ合金 ベータ合金は安定化ベータ相元素を多く含み、高温から室温までベータ相を維持することができる。その特性は以下の通り：
長所：熱処理可能、優れた塑性変形性、引張強さは130～140kgf/mm²まで時効硬化可能。
短所：比重が高い、高価、溶接性が悪い、加工が難しい。
用途：主に高強度、高靭性材料に使用される。
チタン棒のグレードと状態
一般的なチタン棒のグレードは以下の通りです：
GR1、GR2、GR3、GR5、GR7、GR12。
チタン棒の生産状態は以下のように分類されます：
熱間加工状態（R）
冷間加工状態（Y）
焼きなまし状態（M）
固溶体状態（ST）
チタン棒の規格
チタン棒は以下の規格に適合しています：
ASTM B348
ASTM F136
ASTM F67
AMS4928
製品製造能力
機械加工棒鋼：300mmから6000mmまでの特注長さ。
アニール処理された棒鋼：300mmから2000mmまでのカスタマイズされていない長さ。カスタマイズされた長さまたは2倍の長さは、カスタマイズされていない長さの範囲内でなければなりませんが、許容誤差は+20mmです。